まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

22歳②⑨

TITLE: 映画は内容をすぐ忘れるから好きじゃないのかもしれない、そして人の名前はそもそも覚えられない。
CATEGORY: 寝ているときにみるほうの夢
DATE: 03/27/2013 15:55:13

豊崎由美岡野宏文の『百年の誤読・海外文学篇』を買いに行く。
好きなものの為にお金を使うってものすごく善なのでは、という気がしている、今日です。
寒いけど池袋に自転車飛ばそう。


そうだ、今日は大きな鳥から逃げ続ける夢を見た。
気がつくとお洒落な腕時計を二つ付けていて、ひとつは普通の時計。もうひとつは大鳥がどこにいるかを指し示している。例のごとく夢の中の僕は超人で、大鳥に対抗できるだけの魔力をもっていることを僕は知っている。

それどころか、この夢の中の世界が、じつはネット小説で、掲示板に乗っている小説自体の感想も気にしなりつつ、現在進行形で、作品の中でアクションしている自分だった。大鳥は本気で怖かった。

とつぜん世界に放り出された自分は、まず大鳥用の腕時計型レーダーを確認する。
一本しかない長針が、白色の盤に引かれた茶色の線と重なっている。鳥が近くにいる。

空を飛んで逃げた。高く高くとんで、雲よりも高く飛んだ、
不安になるぐらい高く飛ぶ、
もちろん辺りには人はいない。人間なんか知るもんかって感じで、僕はすごく強いハズなのに、逃げることしか考えてなかった。そもそも大鳥は僕以外の人間に危害を加えているのかわからなかった。
人はいないから、話し相手は死人しかいないと思った。

雲海に巨大なモノリスがたくさん浮かんでいて、僕はその上に座り、一人だけいた死人と話した。内容は覚えていない。

僕はその板の一つを選び、下の方に、穴を開けて、潜り込んだ。これで安全だ。(※注:モノリスは超硬い)
そのあと穴の中を住み心地いい場所にするための改築作業に没頭した。

なんかどうでも良くなってきた。ガーデニングみたいなもんだ。
僕はネット小説の中で結構いい活躍をしているような気がして感想が気になった、傑作だと思った。

僕は万能感に酔いしれていて、ものすごく高い高いところから、地上の適当なところに降り立った。
鳥が近くに来たので、走って逃げた。飛んだら目立つから走った。
自動車よりは早かった。

正直よく覚えてる気がしたけど、よく覚えてない。

空から飛び立つ感じと、モノリスの中を自由に拡張できたのと、
車より早く走るのは気持ちよかった。

正直鳥の何が怖かったのだろう。
自分がネット小説の中にいるのはわかってたし、結構出入り自由っていうか、それに小説を書いてるのは自分じゃないから責任感はないし、ただただ、僕は小説をもりあげるようなカッコいいアクションをしてただけ(飛んだり、速く走ったり)で良くて、それに対する視聴者の反応も自信があったから、ぜんぜん気分良かった。

目が覚めたら全部どうでもよかった。
そんなことを、いまテキトーに思い出しつつ、買い物に行く前に、惰性で適当に書いている。た。
まぁそれも悪くはないよね、人生だね、生きてる証座だね、行ってきます。

さむいね。

〜〜〜
これはきっと読者の皆様におかれましても実用的な知識なのですが、

夢日記を書きはじめると、俄然夢の記憶の定着率が上がってきます。

特定の職につくと、特定の作業が容易くできるようになるみたいに、日記を書く為に、脳が夢をなるべく覚えていようとするのでしょうか。そういう変質があります。

そもそも夢を見る回数が増えます。
増えた上に、内容も記憶したまま起きるので、起きているときの記憶+夢の記憶がどんどん蓄積してきます。
あれ? あれはどっちだっけ? 夢だっけ? 現実だっけ? みたいなことも起こりえます。寝たはずなのに、冒険して疲れたり。

当時の彼女に夢日記を書いていることを伝えると「気が狂うから辞めたほうがいいよ」と言われました。そして辞めました。

気持ち的にはむしろ、どんどん夢の記憶が鮮明になり、日記に書くことが多くなってきたことに楽しみを見出していたのですが、



今思えば少し狂っていたのかもしれません。

けけけ。

〜〜〜〜〜 前も書いたかもしれないが、メッタ切りコンビには多大な影響を受けた。もしかしたら、映画とか本とかで和物より洋物を好むようになったのは、この2人の影響もあるのかもしれない。
この二人が推しているから読んだ作家も多い。
この作家が貶していたからなんとなく敬遠している作家、昔読んでいたのに、軽視するようになった作家も多い。

今はいい感じに、少しは相対化できてきた。この二人が貶してるけど、俺は好きだな、みたいな作品もある。ありがとう!

そして好きなことやものに金を使うのは、金という制度がある限り、善だと思う。