まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

22歳⑳

TITLE: 平凡な一日だったなぁ。 CATEGORY: 思ったこと DATE: 03/15/2013 22:23:59 ほんまにほんまにほんまのことを書いてみる。

町田康の『告白』を読みました。
ま、それとは関係ないんですけども、
文章を書く、戯曲、お芝居の台本を書く、これが今の私の課題です。誰に頼まれたわけでもないけど。これが難しい、ちゃんと考える前から難しい、なんて言ってしまう私だから難しい。文章を書くときに素敵に書く必要がある、素敵にかけないと、あるいは素敵なことを書かないと、人は見てくれない、くだらない、どうでもいいわ、勝手にし晒せ、と、唾棄してしまうよ人は、それは悲しい、ほんまやったら、わーこれはええわーセンスがええわ、素敵やわぁ、大事にするわ、この思い出、そう、もう思い出やわよこんなん、大事に大切にラッピングしておウチに持って帰ってもっかいもっかいなんどもなんどでも味わうわぁ、味わわせてもらうわ、とそんなんされたい、ペロペロされたい、愛されたい、くわえ込んで欲しい、別に羨まれたくもないけど、素敵なものを作れる私を素敵に誇りたい、胸を張っていきたい、呼吸困難でいたくない、なんてナイーブくだらないありがち一山いくら、もういやだ、フツーがいい、フツーが一番。フツー。

そもそもフツーなのですワタシは、なんていったら張り倒されそう、でも素敵な表現なんてできません。感性が死んでる、浸透しない、空を見たらそら、木ぃー見たら木ぃ、田舎者、なんでも忘れる、目を止めない、鈍い、だるい、早く帰りたい、美味しいもの食べたい、なんでもいいから食べたい、食欲、性欲、睡眠欲、さらばさらばさらば、みなさん、ワタシはなんにも喋れない時間つぶし以外には、卑下するでもなく、普通に、フツーに、ふつうに、平凡に、のんびりと、だらだらと、無駄を重ねて、眠くなって、釣り糸を垂れるでもなし、すぐに飽きて放り出して、あんまりいいものが書けないのも、当然、って感じ。

ほんまのことを書くのは楽です。ほんまにラクラク、ぬくぬく喋ってるあいだに溶け出して消えたい、肉体ごと消滅してしまいたい。素敵な表現はできないけれど、私の口は動くし、舌は平仮名や漢字を紡ぎ出す形になってむにゅむにゅする、でもそれもやむにやまれぬ衝動によってではないのです。ワタシはほんとにほんとに、まっちろい小さなおウチと恋人と犬とか、テキトーに居ればいいのです、ってところに恋人と犬を同列においた俺の意識を殺したい、と同時に、犬をそんなに下に扱う俺のくそ意識も二度と立てない体にしてやりたい、と同時に、差別を憎むようなむりやり言葉を汚濁しきった装飾を虚飾を飾り散らすくだらんくだらん断固うんこみたいな知識理性の欠片もない感じ感じ感じの、偽物を剥ぎ取ってライターで炙りたい、火炙りダンスさせたい、偽善者に悲鳴を上げさせたい、ひぃー、殺せ殺せ、みんな死ねみんな死ね、とか言うまで張り倒したい剣山で15センチで。
なにが犬じゃ恋人じゃまっちろいウチじゃ、うらやまちいよ、ようようようよう幼児退行した僕は23ちゃい。笑えねぇ、げへっ。ごぼっ。喉からヘドロ、見たいな血栓

まじつまんねぇーまじつまんねぇー自分まじつまんねぇー、もう悲しいかすらわからん、認めざる得ない!? まじどうにもならん活動停止、脳! 脳錯乱!
まじおもしれぇ、まじおもしれぇ、世間マジおもしれー!! って、面白がれる自分に憧れる偽善なのか偽善なのか、質のいい人間を目指してキグルミ被る!!! 無理っ!

キャラクター作れねぇーハズなのに作ってる、
ダセーのにまだ着てる、書けねぇーのに、まだ書いてる。
認められたい認められたい、ゲス野郎、求められればそう答える!
「有名になりたいですか」ええまぁ有名というか、まぁ自分で満足できればいいんですけど、それは僕と演劇の関係っていうか、今の僕には関知できないことですよね、将来の自分に任せます、そんな日はこない! 
ないないないないっ!!

「有名になりたいですか」なりたくねぇよばか!!
代わりに何が欲しい? 安心!
だけでいいのか!

だって、生まれ持って知っていることが少ないから、安心と安全と、あと何がありますか、僕たちに、僕たちのたちって誰ですか? 同年代、同学年、友達、若者、半端物、変わり者、見世物、河原者、ゴミ、ヘドロ、みかんの腐ったやつ、
そのへんの奴ら、うろうろしてるやつら、くさそうなところを腐った片隅を何周も何周もようもないのにプラプラしてるやつら! 定型の塊、紋切り型の嵐、嵐なんてまぁ嵐なんて、そんな激しいものはしらないけど、難しい言葉にしらない、わからないことはみな嵐よ、荒波よ、社会よ、貧困よ、トラッシュよ、ゴミです。ゴミで全て片付ける、キラキラはキラキラ、輝かしいものの語彙が、貧困、貧困貧困貧困、繰り返してますます貧困貧困、どん底どん底、自分で新しい穴を掘らんかい、人が噛んで噛んで吐いたようなローラーで新聞に閉じ込めて殺したような骨董品の伝聞をかすれた字で書く再現率、持って回った冗長な冗談、にもならない、戯言、の戯れの意味すら体得できない、悲しい体質なんて一言で終わらせたい言葉を使うのがもはや面倒、驚きの肺活量、根気やる気、元気、電気、ははは、ははは、おもちろいね、韻だね、粋だね、どうしたこうした、これは本格的にやばいぞ、この子ちょっと大丈夫かい、ほんとにつまんないよこれは、これはやばいほど面白くない羅列だよ、そう羅列だ、空を見てそら、見てって本当に見るだけの、列、れれれ列、さよならさよなら、終わりすら驚かせない、心臓に優しい言葉の価値を極限まで下げた見下げた、文字の羅列の、音の、搾りかすみたいな、稽古を重ねて、殺した、イミのない、言葉のような文字のような音のような、呼吸、困難、困難、困難、困難、空気を、くうきを、気球! 気球、なにも見えない、なにもなんなんだ、なんなんだなななななんちゃって、で済ます、ほんとに。寝る。

〜〜〜 正直才能はある。才能は誰にでもある。 本当にそう思う。 それを紙に書いたり、人に喋ったりするかどうかで、 それが多くの人に認められたり、られなかったりするぐらいの違いしかない。 平凡な一日に考えたことを書き残すこと、 平板な一日で何も無かった、ということを書くだけだとしても、 そこに才能を発揮できる誰だって。