21歳②⑧
TITLE: あけました、でもなんかふつう、いままでいちばんふつう、あまりねてないのでねむい。
CATEGORY: 読書
DATE: 01/01/2012 21:16:37
元旦ってだいたい晴れのイメージあるけど、今日の所沢は曇り空、
初日の出を写メりましたが、蒼い雲がもくもくと写っている。
日の出を見たらすぐに寝て、起きたら昼。やぁ最近、一日の三分の二は真っ暗です。
所沢のBOOKOFFが3日まで本半額セール。
この本半額セールは、今のところ、BOOKOFFが為しうる最大の善で、105円均一と少年コミック以外全品半額っていう、ぐふふなセール。
今回は雑誌が熱かった。「本人」1〜3と、雑誌「ファウスト」の一号〜四号がまるまるあった、罠かと思った。
こういう時、「こんなに買う前に読んでないやつ読めよ」なんて考えたりするけど(じっさいそうした方がいいときもあるけど)安いうちに買い損ねてあとで後悔することは多い。
大方すぐには読まないんだけど、前のセールで買った本を今だちびちび読めたりするから、面白そうなのを慎重に選べば、積読できていい感じ。一年前買った本をある日、ふと手に取ってはまったりするから、手が届くところに読みたい本があるっていうのがいい。なんたって、セールだし。超お得。明日も、明後日もあるぜ、ぐふふ。
SFを読みたい! 誰か良いやつ教えてくれないかなぁ、大森望とか、柴田元幸とか、翻訳家が推薦書みたいなの書いてないかな。あるのかな? やっぱり、詳しい人のおオススメっていいよね。
「エンジンサマー」とか面白かった。読ます機械だ、SFは。真っ先に面白いが頭に来る読書。
あと、ライトノベルを読んでみたいけど、なかなか難しい、たぶんすごい面白いのがいっぱいありそうなんだけど、全然わからない。水先案内が欲しい。絵がなぁ、ちょっと苦手だ。
「このライトノベルがすごい!」の2009年、2010年のやつがあってちょっと立ち読みしたけど、戦いがあるやつばっか紹介されてて、う〜ん、たぶん全然戦いとかないやつもあるんだろうけど、
永遠とねぎ洗ってるみたいな、ガード下でおっさんの腐乱死体がキャッチボールしてるみたいな、ないかな。
詩、短歌のコーナーが面白かった。
枡野浩一さんの、ホントにダウナーぁな、若者の、叫びというより、呟きみたいな短歌とか。
スタジオボイス(ブルータス?)に載ってた、せきしろの短歌とかもすごい面白い。ふつうの言葉だもん。
谷川俊太郎の、詩とか、講演のやつとか、ちょろよみした、けっこう面白い。谷川俊太郎の、感覚ってすごい、適当なこと、意味がなくても、気持ちのいいこと、書いてて、ときどき美しい。若者が、田舎者が、凡人が、上からいうけど、いい感性してんなぁっていう感じ。
いい感性というか、極端に走らないバランスよさ、それでいて、ひねくれてて、ちょっと残酷で、あけすけで、かつわりと科学的で、新しいもののもやわらくかく受け止める感じ。
詩の言葉の中にも「アーカイブ」とか、「マジで」とか「グーグルアース」とか出てくる。糸井重里なんかの影響かなぁ。
「なんでもおまんこ」とかいいよね。ブルースシンガーみたいになんでも詩にできる感じ。
「谷川俊太郎質問箱」という、回答者が詩人の「なんでも質問答えます」的な本が面白かった。
ふつう、まっとうなこと言ってるんだけど、人格がしっかり感じられる。
デビューして以来、ずっとそのまま一度も食いっぱぐれなかった人らしい。
だから、こんだけ人格ができてるんだろうか?詩人だしなぁ。なかなかなれんよなぁ。
〜〜〜
げぇ『本人』読んでたのかよ……。っていう、悪いマウントをする悪い自分が出てきた。でも、こんな感じだった。サブカルじみてた。
本を溜め込んで、処分して、っていうサイクルがあって、今はまた溜め込む時期。
変わったのは、なるべくブックオフに時間を掛けないようにしたこと。
欲しい本はとっとと新品で買うようになったこと。
図書館を多用するようになったこと。
読みたい本を「買うべき本」と「図書館で良い本」に分類して、買うべき本はさっさと買う。
それにしても「安いうちに買い損ねてあとで後悔」というのはナンセンスだ。
すごく大事な真理を、日々、働いたりしながら感じているのだが、
そのなかの一つが「金をケチるために時間を奪われるな」つーこと。
金で解決できることはとっとと解決して、気分よく生きた方が楽しいよね。
金がないときは、金で解決できないから別だけど。
だからといって、常に金をケチる理由にはならない。