まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

20歳⑱

TITLE: ストレートパーマ

CATEGORY: 日常生活

DATE: 03/14/2011 12:37:27 

BODY: キャンパスは立ち入り禁止。予定していたミーティングもキャンセル。

さあ、どうしようかなと思い。今日はガラガラの馴染みの美容室へ。ストパーかけました。
店の人の話題も流れてるラジオからも地震のことばかり。いまいちピンとこない僕。原発が爆発したらしい。被爆者が出たらしい。でもそういう可能性があることは前から知っていたことだろ?

店を出てスーパーへ行くと、節電のために店内は薄暗い。しかし、僕は逆にエキゾチックな感じがした。いつもこれぐらいでいいと思った。うちの隣の八百屋なんて朝はいつも自然照明よ。

水と米が消えている。米は流通の関係だと思うけれど。そっか、米は北から来るもんなぁ。レジまでの長い行列に耐え、買い物をすました僕は、うちまでテクテク。

昨日も今日も、本当にいい天気だ。

帰る途中で子供を見た。そういえば、学校が立ち入り禁止で、電車が運行休止でって、この状況は子供の大好物だと思う。
僕自身、いつもと違う、台風とかそういうものにはワクワクする子供だった。

たとえ日本が潰れて、一昔前の東南アジアみたいな感じになっても、子供はすぐに適応するんじゃないだろうか?
少なくともその後に生まれた子なんて、ソレしか知らないんだから。いい歳の大人が「昔はよかった」とかなんとかしみじみと呟いてる間に、「やれやれ、また始まった」と、外にかけだして、友達とサッカーとかして遊ぶに違いない。

大人になるとだんだん世の中が複雑に思えてきて、大事なものが増えて、想像力も発達して、まったく深刻になって、いろんなこと考えてしまうけど、自分が何もしないなら、考えたってしかたない。

これを機になにかを変えようとか、行動するならしたらいい。
あとは、来るもんが来た時、なにか起こった時に対応するしかない。

子供のいいところを真似しよう。さぁ、本でも読んで、芝居のアイデアでも考えよう。電気はつけず自然の明かりで。

暗くなることはない。死なない限り。

※じしん当日に、自分のブログに『リラックス』という題名をつけたことを、謝罪した野球選手がいたらしい。
謝罪するのは本人の自由だけど、誰かが要求したのかな?

 

〜〜〜

 震災。言葉のはしばしにちょっと人でなしな所があるけれど、まぁ許容範囲かなと思う。自粛ムードにいらついたことは覚えてる。自分と直接関係のないことだけど。

 

あと、国というものがすごくパワーを持っていて、緊急時には国民の生活をコントロールできるのだ、という当たり前のことを、このとき凄く実感した。

 

でも、本当に日本はもうダメになるんだと思った。

一気にダメになると思った。

 

発展途上国のイメージから、

 

サッカーがつよくなる

子供が裸で駆け回る

 

とか思ったけど、

今からすれば、人口ピラミッド的に、そういう牧歌的な感じにはならないんだろうなと思う。

 

今日店にあった物が、翌日にはもうないんじゃないかと思って、電池とか買い貯めた。

そうはならなかったけど、今はまた違う、暗さがあるよね。

 

ただ復興するわけではなく、

これを機に変えるべきところを変えていこう、みたいな論調があったけれど、

本当にあっというまに、自粛もクソも、なくなってしまった。

そうじゃない人たちもいるのだろうけど。

テレビとかはそうだ。