まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

20歳⑰

TITLE: 2月〜3月 観た映画 

CATEGORY: 映画

DATE: 03/13/2011 23:51:20

BODY: 三月はまだ終わってないので、じょじょに増えます。
中身を忘れないように感想も書こう。
まぁ名前だけ見て「そういえばこんなの観た観た」と思い出すかもしれないけど。

ネタバレがあるかもしれないので、これから観ようと思っているやつとがあったら注意してください。

洋画
・『アマデウス
己の才能の欠如に誰よりも気付いていたサリエリの悲しさ。
モーツァルトと友情が芽生えそうで、育まれなかった悲しさ。

・『マンデラの名もなき看守
マンデラが開放されたシーンを見たとき、居残りの気分を思い出した。僕はほぼ毎日居残りさせられるような小学生だった。夕方5時くらいに「もう帰っていいよ」と言われたとき、何とも言えない悔しさにさいなまれた。「なにを今更……。」「オレを束縛しやがってコノヤロウ。」奪われた時間は帰ってこない。思い出すと、いまだムカムカするぜ。

・『インビクタス / 負けざる者たち』
マンデラの話その2。挿入されていた詩が素敵。地震があったせいか、鼓舞される。負けざる者になろう。

・『星に想いを』
アインシュタインの娘と自動車工の恋物語。好奇心を持ち、学はないが気持ちのいい青年はアインシュタインに気にいられる。青年とアインシュタインは、その恋がうまくゆくように様々な作戦を練る。

・『ヒックとドラゴン
なんだかスカッとした。りゅうがかわええ。

・『パーシージャクソンとオリンポスの神々』
あんまりだった。

・『魔法使いの弟子
面白くなかった。

これと上の三つは「なんだかスカッとしたい、楽しけりゃなんでもいいや」と思って観たけど『ヒック』以外は、ペラすぎて楽しめなかった。展開が早いようっ。内容がないようっ。ようっようっ。

・『クレイジーハート』
かつて売れていたアル中のカントリーシンガーの話。カントリーという音楽のジャンルにあまり詳しくないので知りたくなった。ブルースっぽい?女にモテるのもフラれるのもちょっと強引に感じた。ラストもムリヤリいい感じに終わらそうとしているような気がして、うーん。

・『ウェイブ』
2008年のドイツ映画。あるクラスで独裁制についての授業をやることとなった。教師のアイデアで、一週間ほんとの独裁国家のようなルールで授業をすることを決める。揃いの白シャツ、敬礼の仕方、クラスのマーク、旗。
独裁制の魅力にとりつかれ、かつてない充実と一体感に包まれたクラス。やがて集団は暴走を始め……、

観るのが辛いときがあった。はじめからバイアスがかかっているのだろうか。

・『ディス・イズ・イングランド
ウェイブと似ているものがある。暴走する愛国者の話。少年は何もわからずに流されるけれど、ホントは大人もわかっちゃいない。すべてが崩壊して、取り返しのつかないことが起こった時に初めて気づくチャンスがある、みたいなことを考えた。

・『サテリコン
イタリア映画。1969年製。原作はネロ期の堕落した古代ローマを描いた小説。作者も古代人。
暴飲暴食。酒池肉林。同性愛。カニバリズム。キリスト以前のまだ倫理観のない時代を描いた作品。映像がすごいよもう。
寺山修司的な(シュールだったらとりあえずこういっておけば大丈夫だと思っている。)映像、しかし美しいんだ。
登場人物はほとんど白塗り、じゃなくてもなんらかの奇形だったりする。小人。両性具有など。セリフより映像で語る映画。 あと、使われるサウンドもバリ島のケチャ(民族音楽? 世界の民族音楽BESTみたいなんで聞けるよ かなり怖い。)とか、いい意味でキモい感じだ。しかし、キモい人には普通にキモいかもしれない映画。

・『サイダーハウスルール』
良くできた映画だなぁと思った。元は小説なのだけど、作家自身が脚本も書いているためにうまくまとめられているらしい(原作は長いんだって。)

孤児院の描写がとてもいい、子役とか。映画全体に漂う雰囲気がある。ものごとの善悪とかを定めずに、たんたんと描いている感じがとてもいいと思う。

・『わが谷は緑なりき
ビリーワイルダー。でぃすいずアメリカ。古き良きアメリカ人たち。父親信仰。
しかし、いい。

・『亀も空を飛ぶ
そろそろ疲れてきた。書くの。
2004年のイラク・イラン・フランス映画。
クルド人をイラン人の監督が描く。

・『ノーマンズ・ランド』
・『扉をたたく人』
・『インセプション
・『天井桟敷の人々』

邦画
・『亀は意外と早く泳ぐ』
・『なくもんか』
・『天国と地獄』
・『闇の子供たち
・『それでもボクはやっていない』
・『告白』
・『アイデン&ティティ
・『ボーイズ・オン・ザ・ラン
・『サイタマのラッパー』
はじめてみる自主制作映画。自主制作の音楽アルバムとかはプロと見分けがつかんモノもあるけど、映画の場合ははっきりわかるみたい。かかる金の規模が違うんだろうなぁ、機材とか。

・『アフタースクール』
コメンタリーが面白い。内田けんじ監督の語りたいことが山ほど有るんですという気合と、ソレを空回りさせる大泉洋の止まらないおしゃべり。初めからもっかい取り直したい。もしくはチャンネルを分けて、自分ひとりでコメンタリーを撮りたいと言いだす監督。

・『ちょんまげぷりん
・『世界はときどき美しい
・『みんなのいえ
・『嫌われ松子の一生


マニアックかもしれないけど、僕はコメンタリーがとても好きだ。あんがい皆、みないのかなコメンタリー。


2月と3月の前半は、全体的に、暗かったり、重かったりするものが多かった印象。わざとじゃないんだけど。

いま観たい映画
・『仏陀再誕』


わが故郷徳島出身の中川鞄店のこせがれ教祖様、大川隆法の著書を元に、大川の息子が脚本を書いたモノ。なかなか壮大なストーリーらしい。主題歌の『悟りにチャレンジ』(作詞:大川隆法)も気になるっ。うーん、はやく観て悟りたいっ。

〜〜〜

 

大川隆法と僕の父親は高校が一緒なのだけど、「中川」から「大川」に変わったという情報と「実家が鞄屋」というのは、はっきり言って真偽はわからない。親が言ってたことを微妙に聞き違えている気がしてならないが、まあ、真偽は定かではないです。

 

TSUTAYAで借りたものも多いが、

桜美林大学の資料館で借りたものも多い。

(その事実にやけにこだわるな、恩恵をうけたというか、日大がそうじゃなかった恨みが未だ根強いからだろう、家で見れたら見たいDVDがいっぱいあった。演劇のDVDとか。図書館のあのスペースでDVD見るのは相当しんどいもの。)

たしか『ディス・イズ・イングランド』とか『ノーマンズ・ランド』とか『亀も空を飛ぶ』とか。『サテリコン』とか『ウェイブ』もそう。やはりある程度セレクトされたラインナップだったのだ。桜美林にも映画学科あるし。

 

世界はときどき美しい』とか(たしか)田口トモロヲ主演のエロ要素のある変な映画だったけど、ぜったいタダじゃなかったら見なかった。ふんっアホな日大め。