まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

⑤20歳

DATE: 12/07/2010 01:08:50 ----- BODY: 森達也の『A』を映画と本、両方観る。

ドキュメンタリー映画は、あんまり観ない。好きな人も少ないのではないか。

『A』は面白い。

 

〜〜〜

面白い。

「好きな人も少ないのではないか」という言になんの根拠もないのが、面白い。

今だったら絶対こういう書き方はしない。

予想される反論に対して、忖度することもなく、思ったことをまっすぐ発信するという感じがする。(それは何も悪いことじゃない)

当時書いていた台本もいまよりずっと分り易かった。

 

また、桜美林大学は、日大より映画を観る環境が充実していて、

図書館のそばの資料館で映画のDVDを借りられるのだった。

だからいっぱい借りて、いっぱい観た。

日大だってそうすればいいのに、とずっと思っている。

 

ただ『A』に関しては、ヘッドホンつけて資料室のテレビで見た。

資料館を出ると、すぐそばのベンチの腰掛けて「面白い……!」と深く唸ったのを覚えてる。あいつらの言っていたこと、やったこと、それが過去にあったこと、おれは今生きていること。おれたちが生きてる現実は面白い、と。