まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

24歳⑤

TITLE: ああ

CATEGORY: 思ったこと

DATE: 02/04/2015 17:29:10

 

自分語りで始まり自分語りで終わる。
いつも考えているのは自分のことだからだ。
同じ話を繰り返す。構成を考えない。
頭を使ってないからだ。

前者は今はとにかくソレ以外のことを考えることが難しいから、仕方ないとして、
じつは後者はあんまり良くない。
文章を書く時に頭を使わないと、吐き出すだけのセラピーみたいになって、今の自分には効果があるが、
読者(もちろん未来の自分が一番読むだろうに、自分の一番の被害者は、自分)にとっては本当にどうでもいいものだ。

(もう4、5年、日記を書いているのですが、読み返した時に一番感心するのは間違いなく、誰かの引用、または他者と喧嘩や、自分が怒りを感じたときの、相手の言い分などのメモです。自分の濃度が濃い文章はあまり読んでよかった感じがしません。同じ内容の確認だからです。私は、人のブログを検索して読むことはあまりしませんが、気になるミュージシャンの情報など、よくブログから知ります。そういう記事は話半分に聞くにしろ、半分も聞けるなんて大したものだと思います! 論文でも引用がない論文は深みに書ける、面白くない。引用が減っているのは他者の言い分に思いを馳せる精神的体力(?)の減退。明確に怠慢なのです。まぁ、怠慢自体は仕方ないのですが。)

だから少しずつでも、書き直し書き直ししたり。頭を使って構成考えたりすればいいんだけれどなぁ。
と早くも自分語り。
時間を使って取り組まなきゃ改善するかはわからないよね。

〜〜〜
今日ようやく、自分がヤヴァイことに気づいた。
もちろんずっとヤヴァかったが、今話題にしたいのは年末〜今日までの間の自分に見られたヤバさである。

さむい、エアコンをつけよう。

俺は買い物中毒だった。
対象は主に、本、DVD、CDである。

「本」

年明けから、百冊以上は買った気がする。数えてないけど、雑誌入れたら多分超えてる。
いや、どう考えても余裕で超えてる。まじ捨てたい。捨てたくないけど、物理的になんか疲れる。

積ん読はいいんだ。それはいい。
積んだ、本はいずれ読む。今もむしろ買った本ではなく、積んである本を多く読む。
問題は、買うこと自体が目的化していることだ。
私の趣味は「読書」でも「映画・音楽鑑賞」でもなく、「買い物」と来る方が、今の私にはぐっと本質をついているだろう。
そして買い物は頭を使う趣味ではない。
どう安く買うか、みたいなところも含めて、俺はアホになっていた。
俺は気が狂っていた。買わなければ一番安いのに。
と、まぁ、今でも、欲しいものは惜しまずに買えばいいとは思うのだけれど、
年明けからこの方俺はバランスを欠いていた。

原因㈰
「前年の秋〜冬に強化されたイデオロギー

どこかで刷り込まれた
「本との出会いは一期一会!」
「大学生なら月に3万は本を買うべし!(たぶん、つーか、余裕で超えてる)」
「図書館に頼るな!」
「本とか、美術館のチケットとかは、プライスレス! 値段=価値ではない、から、高かろうが、安かろうが、手に入れたいものは手に入れらい内に手に入れとけ」

みたいな教訓群が、生物濃縮っていうか、他人からの影響のみならず、自分の中でも発酵してつねに自分を(正気になりそうになるたびに)再教育、洗脳していた。

原因㈪「BOOKOFF年始セール」
所沢にいたとき、年始年末は本半額セールというものがあった。ただでさえ、半額ぐらいで売っているブックオフの本がさらに半額になるのだ。私は狂った。10000円分くらい本を買って、「安い!」と叫んでは泡を吹いていた。誰か殴ってくれたらよかったのに。まぁ、それはそんな後悔してないんだけど。

そのうちBOOKOFFも多少、分別がつくようになったのか、年始のセールは「本なら全品半額!」セールから、「本なら全品20%引き」というなんともインパクトの弱いものになった。
当初私は「半額じゃねぇなら、買わ……ちょっとしか買わねぇよ!」という強気なものだったが、次第に私の方が分別を忘れ! 「今だ、今買わなくては、どうせ平常の価格に戻った時に俺は買う、そういう奴なんだ! じゃあ今買った方がオトクじゃん、20%も、オトクじゃん!」
と目の色を変えて、普段なら買わないようなものを買う。

原因㈫「ジャケ買いへの憧れ」また「感性からずれたものを買う」
よーするに、安いから、ついつい買う、そもそも定価でジュンク堂とかで完全に欲しいほんだけ狙い撃つ形じゃなくてBOOKOFFのような、中途半端なサイズの店のそこそこ興味あるコーナーをぐるりと覗いて、ちょっとでも物欲レーダーが刺激されたものをガンガンかごに入れることによって、

フツーなら買わない本を買う→知らない世界を知る→豊か! みたいな。
それなら、詳しい人に聞いて、おすすめの本とか、良書ばかり買えばいいのに。
誰かもいってたよね「良書」だけを読め、みたいな。「良友」ばかりと付き合え、みたいな。
バカだよな。「良友」と付き合うお前は何なんだ? 不良品だったら死にますか? 自分はいいのか!


〜〜〜〜

ここから6年後のおれ。

分裂気味の日記で、結局BOOKOFFで本を買いあさることを肯定しているのか否定しているのかわからない。だが、過去の散財は、今となってはどうでもいいことだ。

 

本については、今は狙い撃ちに切り替わった。

また、大人になって来たので、著者に印税が入ることの尊さがわかってきて、

BOOKOFFで欲しい本を見つけたときでも、その著者が自分にとって大事な人なら、まず新刊書店で在庫があるか確かめてから買う(こともある)

 

こないだはブレディみかこの本をBOOKOFFで見つけて、思わず、買おう!

と、棚に手を伸ばした瞬間、 

「でもこれブレディみかこに印税入んねぇじゃん!」

と思い、思わず手を戻してしまった(どっちだよ)

それは池袋のBOOKOFFだったので、ジュンク堂本店に行った。でもなかったので結局戻ってBOOKOFFで買った。徒労のようなムーブだが、欲しくもないのに、安い本を探してうろつく労より、ヘルシーな気分だった。ジュンク堂では違うブレディみかこの本と、全然関係ない本(3000円もした)を買った。とにかくお金を著者に上げたかった心理かも。

 

しかしもちろんスティーブン・キングの本や村上春樹の本を買うときに「著者に印税が……!」とは思わない。なぜならあいつら金持ちじゃん。

金の臭いがしない著者、金の臭いが薄い出版社、下手したら貧乏の臭いがするジャンルの本にこそお金を使いたい。

しかし、そうはいっても、図書館も使っているし、古本屋も活用する。

ぼく自身貧乏だからだ。

 

金持ちになれればパトロンのようなムーヴができて、自分の大事な物を支えることできるのかもしれない。これはおそらく間違っていない。

だが、なれる気がしないなぁ。うーむ。気がするしないじゃなく、動くか動かないなのだろうけど、だらだらしているよ。