まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

21歳⑦

TITLE: 記録したい

CATEGORY: 思ったこと

DATE: 08/11/2011 01:45:49

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思ってることは書かんとあかんと思う。

あかんことはないけど、もったいない。
芝居の感想とか、本読んだ感動とか。
残したいわけじゃない、むしろ吐き出したい。
抱え込むものが増えるとつらい、病んでくる。

よかったものとか、感動的なことでも、積まってくるとなんだかつらい。
それですらそうなら、逆にイライラするようなこと、はがいたらしいことなんか、小出しにせんと死んでしまう。

すこしずつ吐き出せたらなぁ。ブログでもいいし、人と話すんでもいい。
人の話を聞くのもいいなぁ。

 

TITLE: 一日で、いろいろあったことを順番に書こうとしたら長くなっちゃうよ。 CATEGORY: 日常生活

DATE: 08/26/2011 23:10:31

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ゆるゆると書き直しのことを考えながら、本読んだり、音楽聴いたり、芝居観た一日であった。
ゆるゆる。ゆらゆらではない、でもゆらゆらもいいなぁ。ゆらゆら帝国

朝起きて、読みかけの川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険」を読む終える、とつづいて同じ作者の短編集、「竜宮」を読む。書こうと思って早起きをしたんだが、10時を回ったので、なんかうやむやになって、あれこれ読む。

「ニシノユキヒコ〜」はニシノユキヒコという希代のモテおくんのお話、何人も女をとっかえひっかえ、「僕は、女の人を本気で愛するってことが、できないんだ」太宰かお前は、くたばれかすって、男なのに、なんか憎めない。10人の女の視点から、10代、20代、30代、40代、50代、死後(?)のニシノくん、彼に遊ばれ、彼と遊び、そして最後には彼を捨て去る女たち。

ところで僕は今、チーズを食べている。

くたばれ男ニシノがなぜ憎めないかは、自分で読んで確かめてください。
でも彼は、何度も女の人に「ねぇ、結婚しようよ」
とか、
「君だけだよ」
とか、
うそぶく、真剣な顔でうそぶく。「あ、いま、君のこと本当に好きになった」とかいう。
ときどき「ねぇ、どうして、世界はこんなにとめどないの?」「とめどがなくて、僕、いたたまれない」とか言って泣く。
そんで、死にます。ずっと愛のことばっか考えて死にます。

チーズがにがい。ちょっと飽きてくるんだよな、一口目は、すっげぇうまいのに。あ、白カビのやつですよ、明治のカマンベール。

あれだね、チーズは、アイルランドで食ったやつがうまかった。いい身分だははは。ワインとかのみたい。でかいグラスで。ははは。

「竜宮」うん、おんもしろかった。怪奇な話です。人間の会社に勤めているもぐらのはなし、450歳の先祖に恋をした200歳の女の話。ふるさとの海から出て男と交わり、以来何人もの男たちに弄ばれる海馬の話。こーいうの好きだなぁ。

「竜宮」をよんだあと、もうなんか今日はつぶれたな、と思って、内田百聞を読みました。短編。

なんか、死にたくなって、畳にねころがって、天井を見る。
このままではいかんと思って、youtubeで音楽を見る。音楽のlive映像とかを観る。

やっぱりキヨシローとか、ヒロトとかずっと見てる。ずっと見てる、ずっとずっと見てる。
座禅ボーイズもちょっと見た、「本能寺で待ってる、本能寺で待ってる、本能寺でずっとずっと待ってる」ってやつ。

しかし、今日一番しみたのはフィッシュマンズだったなぁ。やはり雨の日には合うよ。名前がいいなぁって考えてた、ずっと。魚男たち。魚男(うおおとこ)たち。

マリーズの新アルバムがそろそろ出るころだ、買うか迷う。

チーズは半分で飽きた、冷蔵庫に入れておこう。

しかたなく、起きた、と見せかけて、また寝た、つまり目が覚めて、そのまま寝床で本を読んだ後、なんだか眠くなっちゃったなぁ、よし寝よう、だって眠いもん、そりゃ寝るさ、と寝た。お前は一日をなんと思っているんだ。太陽の無駄遣いか。起きたら12過ぎだ。なんで、こんなにずっと眠いんだろ? 寝ても眠い。寝る意味ねーじゃん、ま、意味とかないか、人生に、ああニヒリズム、そろそろ本気で脳みそが溶け始めてるのかもしれない。使われないばっかりに。

いま、チーズ食ったあと牛乳を飲んだ。なんか、甘い。なんでだろ、腐る前だからか? めっちゃフレッシュじゃん牛乳ってなった、ギャップ萌えだね。やったね。

起きたあと、やはり脳みそは溶けかかったままだったので、野田秀樹のエッセイを読んだ。
じつにくだらなくて、ためにならなかった。これで、またひとつ野田秀樹を嫌いになった。
(内容を書きたいけど、今の野田秀樹本人が読んだら、ホントに恥ずかしくて、死にかねない内容だったのでやめておく。若気のいたりってこわい。)

チーズの話はもういいと思うんだよね。

今日は20時から、芝居があった。それまで、なにをしようか? 不思議と、台本を書きなおそうという気は起きなかった。ってことは、おそらく、今はそのときではないのだろう。ワタシはひとまず安心した。しかし、その時はいつ来るんだろう? BOOKOFFに行った。

なんと明日は本半額セールである。BOOKOFF所沢店。
ワタシは事前にそのことを知っていたのである。つまり、今日買うと損するだけだ、と知って行った。
「あした、これを買おう」というのを見定めにいったのだ。うん、まったく必要ない作業だ。

これも暇のなせる業。
しかし、立ち読みが進んだ。

豊崎由美大森望の文学書メッタ斬り」シリーズが二冊もあった。読んだ。拾い読みだ。
いろんな小説家がバッサリやられていた。ボケている筈の選考委員(作家)が最近マトモなことばかり言ってて面白くない。 などと言う感性が非常に僕と合って、これは、すごく、買いだと思ったけど、買わない。

オーケンのエッセイ発見、読む。
町田康との対談が面白い。映画の話が面白い。
北方謙三が人生相談で「最近死にたくなったのですが」
という問に対して

「本を50冊読め!」(キリッ)

といった話がエッセイに載っていた。どこかで聞いたことがある。

「それでも、死にたいんですが…」
「じゃあ、次の50冊だ。」(キリリッ)
「うち、二冊は太宰。しかし、太宰は続けて読むなよっ!」(キリリリッ!)

ほんとかよ。でも有効な手段ではあるかなぁ、好きな人にとっては。
ところで僕も、今日、天井を眺めながら、なんでこんなにつらいのかなぁ、と思い。
あらためて考えると今ホントに幸福というか、先にいいことしかないはずなのに、すごく変に暗い気持ちになっていた。人間ってなんなんだろう? と自分が人間であることに責任転嫁してみる。ちょーしこくなよ。「人はパンのみでは不十分なのですよ」という人もいるけど、まずはパンだよなぁ。あとはなんとかだよね、なんとかなる。でもパンどころか、本もあって、芝居もあるのに、なぜ暗い? なぜクライ? あぁーわからんわからんわからんこともわからんっちむ。

あつぅ〜、節電じゃないけど、エアコンない部屋にいるから、暑い。
あ、のちのち書こうと思ったけど、今日見た芝居の、アフタートークミクニヤナイハラさんがいて、ていうか、矢内原美邦さん? 今度の芝居の稽古で、「節電じゃ」といって、ダンサーをエアコンなしの部屋で、動き回らせるうちに、死にそうになったらしい(ダンサーが)本当に、おちゃめな人だ。

BOOKOFFでは「子供たち怒る怒る怒る」と、なんかあと二冊買った。可哀相な「なんかあと二冊」。
佐藤友哉のこの本はまっこと面白かった。けど、川上弘美とのギャップ萌えで窒息しそうになったのも事実。

とにかく人が死にます。しかし、まじでけっこう、面白い。うん、もっかい読み返したい。

電車の中で二者択一について考える。「私と○●どっちが大事なのよ」っていうアレだ。
そんなこと言われたら困るけれど、確かに優先順位はつけているかもなぁ。時と場合もあるけれど。
でも、どっちも大事な場合もあるから、本当に大事なもの二つを天秤にかけてって、質問されるのはやだなぁ。だからそういうときは、ホントにどうでもいいものを引き合いに出して欲しい。

「わたしとカメムシ、どっちが大事?」とか
「わたしとマック、どっちが大切なの?」とか
「わたしとこの国、どっちが好きなのよ」とか

そしたら安心して、君だよっていえる、そんな質問をされたことは、全くないのだけれど。ってかまじで、君のことではないんだけど。僕はときどき意味のわからないことを考えるんだ。

アゴラにて観劇。「なにもない・なにもしない」
あらすじみたいなストーリーのない、コラージュのような作品だった。
うん、好きだ。

客が寝てねぇかなぁと確認するぐらい、退屈な時間が数回あって、面白かった。
アフタートークも面白かった。10年やってる劇団だそうだけど、ここ数年は、台本なしで、作るらしい。
書くと、どんなセリフでも、リアルさが失われるかららしい。
役者のメンバーに日常でどんなことがあったか作文で書かせて、構成したり。
奇妙なリアルさのある芝居だった。つまり(そして?)グロい。

今作っている「おはなし」に、ちょっと疑問を感じて、グラッときた。このグラッは好きだなぁ。なくなったら終わりな感覚、か? わからんから疑問形。最近、物事を断定する自信がないんだ、人にイラつかれるかもしれない。こわい。

アフタートークも面白かった。
「今日も一日無駄にしちゃった」って感覚? が結構モチーフになってるらしい。

今日の自分にピッタリで驚いた。

 

〜〜〜

懐かしい……! 「本半額セール」というものがBOOKOFFにはあったのだ!(そこかよ!) 今や20%OFFに堕したブックオフ・ウルトラセールのことですね。

 

それはさておき、忘れていたよ。

たしかこのとき、2年間いた大学を辞めて、(皆がゼミとかを選択する時期に)

1年生として、演劇学科に入って。

 

大学の夏休みは長く(そして春休みはもっと長い)

今が人生で一番幸せなんじゃないか? 

と思ったことを。

 

たしか、19のときにアイルランドに半年間行くために、パスポートを取ったり、あっちで着る服を買いにいったり、あっちで読む本選んだり、壮行会的な感じで友達と飲んだりしているときにも思った「最近おれの人生はどんどん上向きになっている……もしかしたら今がピークなんじゃないか? こんなにハッピーな日々はもうないんじゃないか」

ポジティブなのか、ネガティブなのか。

 

大学3年生の春休みの時にも思った「たぶん、今が人生で一番自由な時間がある。なんで、それが今なんだろう? なんでこんなに何にもわからん何にもしてない無駄な奴に時間があって、この先はないんだろう?(きっと)」

 

根拠はないし、意味もない感傷だが、あった。

 

しかし、おれの休日は今もほぼ、同じような感じや。

いまだそんな暮らししてる。

 

昨日は、朝、大島弓子の漫画読んで、大島弓子の漫画を評論した橋本治の本読んで、昨日観た映画『ハーヴェイ』のDVD観直しながらグッときたセリフノートにとって。

昼、カフェ行って、今やっている日記の纏めして、夜までやって、家帰って、『赤ちゃん教育』観て、『裸のランチ』観て、酒飲んで、みうらじゅんのラジオ録音したやつ聞きながら、ゲームのレベル上げして、2時半くらいにふらふらんなって寝た。

 

でもまぁ、休日ってそんなもんよね。

 

しかしまぁ、せっかくなら希望を持って、これから、いつか、どっかでまた、自由になる時間がいっぱいあったり、ものすごく幸せな時が来るように、いや、くる。

と思って生きてこう。

かな。

生きてるうちは。

 

〜〜〜

しかし、一日を説明するのに、なんと多くの固有名詞が出るんだろう。

なんか厭みじゃないか、

と思ったけど、ふつうに友達と遊んだとしても「O君(固有名詞)と渋谷(固有名詞)でクレープ(固有名詞)を食べた」みたいなことになるし。

 

ただ、僕にはあまり友達がいないから……ついつい……本や映画の……

ふふ。

ははは。

ははははは……。

 

友達や他者がいると生活が豊かになるという点では、

おんなじことさ。

 

ふふふ……はぁ。