まわれアザラシ、棍棒よけて。

公演の宣伝用ブログ 兼 雑記

22歳⑭

TITLE: ダセー

DATE: 10/21/2012 20:20:24

 

自分がこんなにカッコ悪いのはなぜなんだろう?
僕には僕の理想像があって、その通りにできればカッコいいはずなのに? 
一体何がおかしいんだろう。何を間違うのか。
実際生きてみると、だいたい全て間違っている。失敗する。

今日も昨日買った踊ってばかりの国の新譜を聞きながら、ネットをサフィってると、尚美学園大学の学園祭に、ソンソン弁当箱とかとともに、踊ってばかりが来るという情報を手にして、喜び勇んで、眠い体を引きずり、川越まで行き、川越祭りを突破しながら、へとへとでたどり着いたら、なんとライブは昨日であった。

そんなことは大したことじゃない。迷惑をかけたのは自分にだけだし、今日は休日だ。祭りも楽しかった。

本来もっと恥ずべきこと、きみ恥ずかしがったほうがマトモじゃない? っていう程度にマトモじゃない大きなミスだと思う、しかし僕の人生、基本スペクタクル。常にピンチだし、よくオチがついてくるので、もう慣れてしまった、自分の迂闊さ愚かさ。
まぁその慣れっていうのは、老化? 鈍化? 向上心の欠如と、見栄、身だしなみ、精神的にもカッコつけること、体裁を整えること、への怠慢。繊細な神経の摩耗なのかもしれないけど、オーバーオールに油が染み付いた無精ひげの親父のような姿勢で、問題なのかもしれない、けれど、だ、

それはそれ、
それとしてだよ。

カッコよくなるためには、なにが必要かといえばですね、
ひとつヒントを見つけました。
ちょっと正確かどうかわからないんですけど、

それはね、「自信」ですよ。

あれ、ピンとこないですか、
いやピンと来てないのは僕です、ごめんなさい、自分で言っといて、腑に落ちてない、でも続けます、腑に落ちてなくても会話は、人生は進むのだ、ここで腑に落ちるまで待つのが、勉強とか、文章なのかしら、だから私はダメなのかしら。

そう! 
だから私はダメなのかしら、というように、私には自信が全くない。
だって根拠がないもの。実体。実態。

ピアノ引けない、
歌歌えない、
イケメンでない、
勉強できない、
仕事はもっとできない、
矯正器つけてる、
体調悪い、
いい匂いがしない、

あーせめていい匂いすればなぁ…、この中のひとつでも当てはまっていたら、…まぁダメだけどさ、一つぐらいじゃ。世の中兼ねてる人が多いですよ、容姿と才能、性格と教養、技術、蓄積、つまり、努力する才能。

みたいなね、みたいなね、ひがんだ見方も、ちょっと変だなぁと思いつつ、自信がなさつつ、続けますよ、

僕という人間はね、なんて太宰みたいに言ってみると、自伝かよと、

自信のなさが立っている、人の形をとって、ラスト・スタンディング・自信のなさ、自信なさが喋る、そして時々笑う。

そりゃあね、いつもじゃないすから、
頻繁に飛び出すけれど、ここぞってところで出てくるから自信のなさは。
いざってとき、自信がない、
さあ逆境! 自信がない、
これから飛び出す荒波のような社会、自信がない、
厳しい勝負、自信がない、
挑むべき試練、自信がない、
弱腰、ためらい、虚勢、演技力のなさ、心臓バクバク、手先も震えて、声がくぐもる、腹から出ない。どっしりしない、あっちこっち流れ、前言を撤回し、を撤回し、迷った挙句、より望まない方を選んで(なぜかね)後悔。後悔を弁解、弁解の練達を目指すが、技術には限界、弁解について弁解、メタ弁解、「もう弁解しないよー」と弁解、ね? 許して、

カッコ悪い。
なんでこんなに自信がないのかしら。
自信がないまま喋るのかしら、れるのかしら、

ミスを繰り返してきたからこんなに自信がないのか。
だって、成功を積み重ねてきたから自信がある、みたいな月並みな奴っていますもんね! うじゃうじゃ。

 

〜〜〜

学園祭に行くために、一人で電車に乗り、バスに乗り、とうとう辿り着いたところにお目当てのバンドはいなかった。それだけのことにとてもショックを受けた。

 

カッコわるいと誰かに言われたわけではなく、カッコわるいと思ったのは自分のみ。

対象は自分で、論評しているのも自分、すべてが一人で完結している文章だ。